衝撃!淡路島の丹下健三 ~ ディスカバー淡路 その1
12月 22nd, 2009 by 園長
最近、淡路島のことについて知ってたつもりが知らないことばかりだっ、と言うことを痛感しました。
で、この機会に私なりの「ディスカバー淡路!」をときどき、投稿したいと思います。
特に建築物系、遺跡系にスポットをあてて、つまらないこと書き込ませて下さい・・・
誰もが知ってて知らないのは私だけ、と言うのもヌケヌケ書き込みます!
まずは、南あわじ市の「若人の広場」。
ヘビーな内容なんですが、戦没学徒慰霊の施設です。学徒を象徴して、慰霊塔はペン先を模しているそうです。
設計は、代々木体育館、東京カテドラル、東京都庁を設計なさった「丹下健三」氏。
で、ここまではよく存じ上げていたのですが、その慰霊塔の形、
円錐の一部だと思っていたら、HPシェルでした!
HPシェルは「ハイパーブリックパラボラ・・・シェル」の略だそうです。
さらに、壁面一面に広がるアーガイル調の模様、型枠のジョイントだと思っていたら、何と!
出目地 ! でめじ ! de-me-ji ! デメジ!!!
出目地は、ルイス・カーンのソーク研究所でしか見たことなかったのですが、ここも出目地。
しかもソークのそれは型枠ジョイントのベベルエッジが向き合った三角の出目地なのに対し、
こちらは四角く、出目地と言うより「出溝」。施工上、亀裂誘発上どちらにも必要のない模様!?
どんどんどうでもいい事に踏み込んでしまいそうなのでこの辺で・・・
ちなみに本館の空間はスキップフロアあり、すごい採光スリットあり、重い梁を軽く見せる支承ありと盛り沢山で一見の価値ありです。・・・しつこいですね、スミマセン。
老朽化が激しく、ケガをしても「自己責任で」と書かれています。行かれる方はお気をつけて!
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